「超時空要塞マクロスⅡ -LOVERS AGAIN-」

 

「超時空要塞マクロスⅡ -LOVERS AGAIN-」

 

今作はテレビシリーズ『超時空要塞マクロス』誕生十周年記念として制作された。舞台は前作から八十年後であり、前作のキャラクターは登場しない。唯一「ミンメイ」という名前だけが作戦名として出てくるのみである。ただ、「マクロスⅡ」というだけあって前作の設定は各所にちりばめられている。特に「メルトランディ」の存在や、マルドゥークの使う言語から察するに、テレビシリーズというより劇場版を基点と位置づけているのではないかと思う。

内容は残念ながら微妙な出来だったと言わざるを得ないが、この短さでは無理もない気もする。前作の内容からその要素を明確にし、それを元に新たな「マクロス」を作る。目指しているところは悪くなかったのにと、もったいなく感じる。もっと長いスパンで見てみたかった。

短いストーリーだが、最終回のエンディングは良かった。ヒビキが撮影してきたイシュタルの映像が続き、最後まで残ったマクロスの司令室をバックに、シルビーとイシュタルのツーショットで終わるラストは、制作陣が「マクロスらしさ」を探求し、マクロスファンを納得させたかったという気持ちの現れのように感じられた。

 


第一話

『統合軍は無敵なんかじゃないんだ。宇宙は広い。地球が宇宙に君臨する最も優れた星だなんて考えるのは、大間違いなんだ』


『地球が最も優れた文化を持っているだと? ふざけるな! 文化が何なのかも分からなくなってやがるくせに、偉そうに言うんじゃねぇ』


第二話

『あの船ね、巨人たちに恋の歌を伝えたの』


第三話

『歌いたい、ラブソングを。マルドゥークに帰って、みんなに聞かせたい』


第四話

『私、許せなかったの。見たでしょ? あのゼントランたちを・・・。確かに、戦いのために生まれてきたのかもしれない。けど、自由を捨てたわけじゃない。人間なの。戦いの道具なんかじゃないわ』


『・・・報告します。地球統合軍バルキリー小隊、シルビー中尉。現在、敵の旗艦内に潜入。健闘空しく窮地に立っております。お世話になった方々に、もし伝わればと、この報告を、残します。・・・つまり、袋の鼠というわけ!・・・・・・ありがとう』


第五話

『私の気が変わらぬうちに行くがいい。イシュタル、あなたは反逆の罪を犯し、私に撃ち殺されたのだ。・・・所詮、生まれが違いすぎた』


『戦いで死ぬ勇気はあっても、負けると告白する勇気がない。敵は意外と近くにいるものだ』


第六話

『ここには人が住んでいた。恋の歌に満ちていたんだわ』

 

「超時空要塞マクロスⅡ -LOVERS AGAIN-」

発表期間:1992年5月21日~11月21日
監督:八谷賢一
シリーズ構成:富田祐弘
アニメーション制作:AIC、オニロ
製作:バンダイ、ビックウエスト、ヒーロー・コミュニケーションズ、毎日放送、小学館

 

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