「no_title」

 

 

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世界は大きくて

ボクは小さかった

 


/ ※ /

 


人と人は重なり合う

体も 心も 風景も

 


/ ※ /

 


壊れてほしいと願っていた

壊れたら

戻ってほしいと願っている

 


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つぶやいて

とざされたときに

おもいでとともに

ともして

いきづいて

このときを

 


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壁に残ったハエの跡

罪悪感を感じるほど

センチメンタルではないけれど

 


/ ※ /

 


私は雑草だ

踏んだことさえ気付かれない

矮小な存在だ

しかし、私は雑草だ

そこら中でせせら笑うように生える

雑草だ

 


/ ※ /

 


銀色の平野が広がっている

その銀色の粒のひとつひとつが

過去の記憶を粉々にした跡だ

その地を私は歩いていく

じゃりじゃりと音を立てながら

 


/ ※ /

 


明るくないといけないのかな

楽しくないといけないのかな

人生って

 


/ ※ /

 


虫は生きようとしていた

助かろうともがいていた

もっとも残酷な方法で

虫は死んだ

 


/ ※ /

 


何故か、笑った口元から作られる

見たこともない、新しい花火

「その人は、全てのことがどうでもいいと思っていたんだ」

 


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雨の音 しずくの落ちる音

風の音

鳥の音

葉の音 落ちる音

 


/ ※ /

 


現実ほどひどい物語は存在しないだろう

 


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いつか、この職場を辞めるという想像だけが

私の心を軽くしてくれた

(free'ter)

 


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貧しくも 正直に

礼儀正しく 潔く

それでいいんだ

何も間違ってない


それでいいんだ

 

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人は誰もが、戻れない「イマ」を生きている

過去を覆すためには

「イマ」という「ミライ」しかない

 


/ ※ /

 


みんな小さなシアワセにすがりながら

青い夜空の下で生きている

 


/ ※ /

 


誰かが一番になった姿を見たとき、私は

二番でも、三番でもなく

二百番でも、三百番でもなく

何番とも言われない、ビリっけつの人を思う


彼らは、私である

 

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