「ブブキ・ブランキ」(一期)

 

「ブブキ・ブランキ」(一期)

 
アルペジオで惚れ込んだサンジゲンの10周年作品。

初めは、いわゆる「ロボットアニメ」なのかと少しがっかりもした。ただ、ストーリー序盤から過去に起因する「裏」があるというのは匂わせており、覚えにくい名前と共に、とにかく消化して追いついていこうと思いながら見ていた。

終わってみれば、これはただの派手なロボットものでも、少年少女の成長物語でもなく、主人公の親世代である汀や礼央子らの、若い頃から今に至る「時の経過」や、その間に心の中に芽生えた「覚悟」を描いた話であると分かった。彼らの動機が一本につながっていく終盤の展開は熱かった。

特にエンディングがいい。歩いているのが礼央子であるのには理由があるのだろうと思っていたが、最後まで見ると、また違った見方をできるようになった。

また、ブレーキを掛けてしまいそうな「津波」を思い起こさせる描写や「戦術核」といったものまで恐れず描く姿勢も良いと思った。ちょっとしたシーンではあれど、5年、70年という節目が10周年と重なったことを意識したとみるのは考えすぎだろうか。

何にせよ、まだ描かれていない部分(ついに最後までほとんど姿を見せなかった薫子など)もあり、二期でどう展開していくのか楽しみにしている。

 

『ブブキ・ブランキ』(一期)
放送期間:2016年1月~3月
原作:Quadrangle
監督:小松田大全
シリーズ構成:イシイジロウ、北島行徳
脚本:イシイジロウ、北島行徳
エンディングコンテ・演出:松下周平
アニメーション制作:サンジゲン

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。